香港での生命保険の手配についてLIFE INSURANCE ARRANGEMENTS IN HONG KONG
弊社で生命保険を扱うことになったのは、会社の損害保険をご紹介したお客様から、ご自身の生命保険も管理して欲しいという依頼があったのが始まりでした。
香港は、USドル建ての運用利回りの良い生命保険商品が買える、世界でも数少ない地域です。それと同時に、香港の保険業界は人の動きが激しく、転職も頻繁にあります。先述のお客様も、日本語を話す香港人担当者のもとで生命保険を契約したものの、担当者が転職してしまい困っているとのことでした。これから数十年に渡って生命保険を管理してもらいたいと考えたときに、会社の損害保険を任せているNNIであれば、安心できると考えていただけたようです。
ご依頼をお引き受けするからには、長く継続してサービスを提供し続けることが必要です。2003年、覚悟を決めて、新事業としてスタートさせました。2013年からはInsurance110を設立し、「ワンテン」ブランドでサービスを展開しています。
個人の生命保険をコーディネートする事業を立ち上げてから、いくつかの金融危機がありました。2007年のリーマンショックや、ギリシャを端に発生した2010年欧州ソブリン危機などです。その間も香港の生命保険商品は、安定的な運用結果を残しました。改めて、日本の方が好む、リスクの少ない優れた商品だと確信いたしました。
また、お客様が日本に帰られたあとに、不幸にも亡くなるというケースもありました。保険金請求の日本の事情を把握した上で、しっかりサポートする重要性を感じた例でした。
弊社は、おかげさまでお客様の数も増えております。今後はグループを挙げてサポート体制の充実を図り、お客様がより安心して香港で保険契約をできるように尽力してまいります。香港の生命保険の魅力THE APPEAL OF LIFE INSURANCE IN HONG KONG
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- 香港の基軸通貨であるUSドルの商品が主流。加えて、中国の成長に期待する方には、人民元建ての商品もある。
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- イギリス、カナダ、アメリカ等のグローバル展開をしている保険会社の商品が買える。
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- インフレを前提とした貯蓄型の商品が多く、インフレ率を上回る高いリターンが期待できる。(年齢等の条件に依りますが、20年ほどでお金が2倍になるイメージです)
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- 過去の金融危機でも安定したリターンを出してきた、リスクの少ない商品を選ぶことができる。
日本人が香港で生命保険を購入するメリットBENEFITS OF LIFE INSURANCE
1
- 老後のため外貨による資産形成
- 多くの日本人は、「年金」という日本円による大きな資産を持っています。しかし為替の変動で、日本円が弱くなったときのことを想像してみてください。日本の債務残高や人口減少を考えると、可能性がないとはいえないでしょう。資産の一部を外貨で作っておくことで、リスクを分散するのはいかがでしょうか。
2
- デフレの日本ではできない、高いリターンが期待できる
- アメリカは、毎年2〜3%後半のインフレをしています。したがって、USドル建ての生命保険は、安定運用でも3〜4%台のリターンを出すことができます。一方、日本ではデフレが進んでおり、金利はほぼ0%の時代が続いています。これは通貨の違いであり、個人ではどうすることもできませんから、お金が増える通貨で運用しておくことが得策でしょう。
3
- 手放しの安定運用ができる
- 生命保険会社は、将来、支払わなくてはいけない保険金を準備するために金融資産を運用しています。マーケットが悪かったからといって死亡保険金を減らしますとは言えませんから、確実な運用が求められるのです。したがって、すごく大きなリターンは期待できませんが、多くの日本人のお客様にとっては、毎年のステートメントを見るだけで何もせずとも安定的な運用をしてくれる魅力的な商品でしょう。
香港で生命保険を契約するときの注意点IMPORTANT POINT
- 1. 信頼できる日系保険ブローカーに依頼する
手前味噌ですが、実はここが一番大事なところになります。香港では、個人の生命保険の受け取りには税金が発生しません。したがって香港人の保険のプロでも、日本の税金のことを聞いても分からないですし、税金がかかるという感覚すらないのが現実です。日本の制度をよく理解している日系企業に依頼するのがベターでしょう。
また、万が一亡くなられたときに、保険会社や銀行などに日本人向けの回答が用意されていないこともありえます。たとえ日常英会話ができる方であっても、死亡に関する書類を英文で用意し、英語で日本の税制を説明するのは大変難しいでしょう。ぜひ専門家にご依頼ください。
- 2. 用途、目的を考える
- だいたい何年後ぐらいに、どれくらい受け取りたいという目安を立てましょう。具体的な用途ではなくても、選ぶ商品や支払い方法が変わってくるため、はじめに目的を考えておく必要があります。目的に応じて保険を何本かに分けるなど、工夫も可能になるでしょう。
- 3. 無理をしない
- 資産形成をするためには、少しの努力は必要かもしれません。しかし、途中で挫折して短期で解約をしてしまうと、元本が減ってしまうことがあります。ですから、長く続けられる無理のない金額設定をすることが大切です。
- 4. 住所変更等の手続きを忘れずに
- 日本へ帰国されてから年数が経ったり、他国に引っ越しされた場合、保険の住所変更などの手続きはつい忘れがちです。特にメールアドレスが変わると連絡を取ることが難しくなります。契約された保険ブローカーとのコンタクトは、切らさないようにしてください。