住宅保険HOME INSURANCE
日本の場合、火災保険などの住まいに関する保険は、物件を契約した際に不動産屋が手配してくれますが、香港では自分で加入しなければなりません。
香港の住宅保険は、家財のオールリスク保険(火災保険の補償範囲が広がったもの)と、賠償責任保険がセットになった商品です。家財が火災や水濡れ事故に遭った場合に補償されますので、家財保険と呼ぶ方もいらっしゃいます。しかしながら重要なのは、賠償責任保険のほうです。
香港では、日本の数倍の頻度で水漏れ事故が起こります。まさかと思うような事故が起きて、下階の住人や大家から多額の賠償責任を負うことがあります。また日本では失火法という法律で、火事の火元となった人の責任は問われませんが、香港にはありません。万が一、火事を出してしまったら賠償請求される可能性があります。たとえボヤ程度だったとしても、消火活動による水漏れなど、高額な賠償金を請求されることもあるでしょう。そのため住宅保険には加入しておく必要があります。
社宅として会社が賃貸契約をしている場合は、会社が賠償請求をうける可能性がありますので、会社が保険の手配をする必要があります。
アマ保険DOMESTIC HELPER INSURANCE
「アマさん」とは英語で“amah”、中国語で“阿媽”、と表記される家政婦(お手伝いさん)のことです。日本では家政婦さんを雇うのは富裕層の一部という印象がありますが、香港ではアマさんを雇うことは一般的といえるでしょう。
香港では、雇用主が従業員を雇う際に、労災保険に加入することが義務付けられています。個人でアマさんを雇った場合にも、加入の義務があるため注意しましょう。労災保険、医療保険、賠償責任保険などをパッケージ化して販売しているのが、「アマ保険(Domestic Helper Insurance)」です。アマさんを紹介する会社で一緒に手配することもできます。旅行保険TRAVEL INSURANCE
一般の医療保険をご契約の方で、海外旅行に行かれる方は、旅行保険を手配された方がよいでしょう。
というのも医療保険は香港の基準に合わせているので、他国での治療は満額請求できない場合もあるからです。細かなリミットに引っ掛かったり、香港のルールで決まっている書類が用意できないなどがあるため、改めて旅行保険に入ることをお勧めします。現地での医療費や、ケガ・病気に伴い旅行の日程を変更した際のキャンセル費用、パスポートやIDの再発行費用などもカバーされます。
なお、香港居住のために海外旅行保険に加入している方は必要ありません。
というのも医療保険は香港の基準に合わせているので、他国での治療は満額請求できない場合もあるからです。細かなリミットに引っ掛かったり、香港のルールで決まっている書類が用意できないなどがあるため、改めて旅行保険に入ることをお勧めします。現地での医療費や、ケガ・病気に伴い旅行の日程を変更した際のキャンセル費用、パスポートやIDの再発行費用などもカバーされます。
なお、香港居住のために海外旅行保険に加入している方は必要ありません。
ゴルファー保険GOLFER INSURANCE
ゴルファー保険は、ゴルフに関するさまざまな補償をするものです。練習中やプレー中の事故、第三者に対する賠償責任、ゴルフカートやクラブの破損、盗難、ホールインワン達成時の各種費用などをカバーします。別名ホールインワン保険とも呼ばれ、記念品や祝賀会費用を補償します。しかし一番重要なのは賠償責任保険でしょう。
ご自身が打ったボールで他のプレーヤーをケガさせてしまうと、賠償金が発生します。相手の年収やケガの状況によっては、かなりの高額になってしまうこともあるでしょう。下手だからホールインワンしないと言って、ゴルファー保険に入らずにプレーするのは危険です。
またゴルフ用品の補償については、減価償却の考え方が適用されます。破損したり盗難に遭った場合、古くなったものはその時点での価値とみなされます。同じようなクラブを新品で購入する場合、保険で補償される額は少なく、購入額の一部しか賄えないことに注意が必要です。
香港で販売されているゴルファー保険の特徴は、香港外も適用されるものが多いことです。中国、日本、タイなど、ご自身がプレーするエリアに適したプランを選ぶことをお勧めします。